2007年06月06日
ライトマイファイヤー スポーク
アシーズブリッジ価格
294円
最初は割り箸を使っていた。毎食毎食、割り箸をせっせと割っていた。しかし、なんかヘンだと思い始める。そう。食事するたびにこんなにゴミを出さなければならない動物なんて他にはいない。
それからというもの、いろんなカトラリーに手を出した。ナイフ、フォーク、スプーンの3つを束ねたものが多かった。しかし、たいていどれかひとつがザックの中でどこかへ行ってしまい、使いたいときに使えなかったりする。3つを束ねてあって、使うときにバラす。全てを一度に使うことは稀で、使った一つか二つを洗うためによけておき、使わなかったものをしまっておく。そうすると、いつしかバラバラになり、いざというときには探し出せなくなってしまうのだ。ナイフでパスタを食べるのなんてこの上なく難しい。
そんな悩みを抱えて食事に挑むアウトドアな日々。あるとき、滅多に寄らないショップで見つけたイカシタヤツ。こいつは、3つに分かれたりしないのに、3つの機能を持っていたのだ。
その名もライトマイファイヤー スポーク。なんともシンプルな名前。シンプルなのは名前だけではない。ナイフ、フォーク、スプーンがひとつになっているのだ。束ねてひとつではない。分離分割不可能なひとつの塊となっているのだ。
材質はヤワな樹脂ではなく、サングラスやCD、飛行機の窓や警察の盾にも使われる高強度プラスチック、ポリカーボネート製。アウトドア食器にありがちな無骨さはなく、このポップなカラーや柔らかいデザインは、持っているだけでもうれしくなる。
寒いときに舌に貼りつく感じもなく、熱いスープで熱くなりすぎることもなく、使い勝手もいい。130℃の耐熱性を持ち、熱湯にも負けない。
そしてこの値段。アウトドア用品としては破格なのに、使い捨て感はなく、壊れるまで使い倒すのに向いている。コイツなら、他の高価なセットを買う値段で突然のゲストの分も用意できる。もちろん別カラーで数種類持っておくのもいい。
安いのに安っぽくなく、シンプルで多機能なカトラリーなら、これがオススメ。
2007年06月04日
モンベル O.D.コンパクトドリッパー 2
モンベル O.D.コンパクトドリッパー 2
さかいや価格
1,400円
キャンプ地で夕日を眺めながらの至高のコーヒー。やっぱり、いつものドリップで楽しみたい。しかしアウトドアではゴミは増やしたくない。そんなときに使えるのが、この超軽量ドリッパー、モンベル O.D.コンパクトドリッパー 2。
ふつうなら、嵩張るドリッパーと何枚ものフィルターを用意しておく必要があるのだが、このモンベル O.D.コンパクトドリッパー 2はわずか4gのドリッパー兼フィルターなのである。約60ミクロン=6/100ミリのポリエステルマイクロメッシュボディでドリップし、超弾性合金ワイヤーで形状を維持しつつコンパクトに畳める。4gといえど、カップの上で支えるために2本の箸や小枝などが必要となるが、これは重量に入れるまでもないだろう。逆にこの仕組みのおかげで、コーヒーカップから広口のシェラカップさえひとつの商品で対応できるのだ。
アウトドアでのドリップの欠点は、淹れている間にすぐに冷めてしまうこと。だから、できるだけ冷めないように、サーモマグと併用するのがいい。
もちろん、洗うのが面倒な人には市販の紙フィルターとの併用も可能。その方が粉をまとめて捨てられるからね。しかし、ゴミを減らそうと少しでもエコな心に火がついたなら、むしろ乾燥させてぱらぱらと落としたほうがいいに決まってる。だってたったそれだけの苦労がイヤなんだったら、アウトドアなんて面倒なことやめてスターバックスに行った方がいいじゃないか。
しかしさすがに紙フィルターと比べると少し落ちるのが早いのが玉に瑕。少しずつ、そっとお湯を注ぐのがいいだろう。この注ぎ加減のコツをつかんでいくまでの過程を楽しめるかどうかがこの道具を楽しめるかどうかの分岐点。
やっとたどり着いた山頂でも、お気に入りの入り江でも、休憩のあずま屋でも、このO.D.コンパクトドリッパーとお湯さえあればどこでもドリップコーヒーが楽しめる。ただ一杯のコーヒーのために出かけるのも悪くない。
2007年04月20日
ブラックダイヤモンド トレッキングポール テラCF
ブラックダイヤモンド トレッキングポール テラCF
さかいや価格
15,225円
ブラックダイヤモンドの伸縮式ストックは、凍結することなく長さを調節できる独自のフリックロックシステムで、バックカントリースキーヤーの間で広く使われている。そのブラックダイヤモンドが、トレッキングポール市場に参戦してきた。
トレッキングポールの効果は、バランスの保持、推進力の向上、足への負担の軽減などが言われている。重いザックを担ぎ、左右に振られたときに、両手にストックを持っていれば即座に体を支えることができる。また、前進するときには両足だけでなく両手も使って前へ進むことができ、まるで四足歩行のようになる。そして特に下りの際、延ばしたポールを下に突き、ゆっくりと足を下ろすことで、膝への衝撃を和らげることができる。不安定な雪面を歩くスノーシュートレッキングでは一般的になっているようだが、一般登山においては(偏見かもしれないが)精神論的に使われないことが多いようだ。
しかし意外と知られていないのが、フィットネス的な使い方。長いトレイルをストックを使って歩いていると、胸や腕の筋肉をよく使う。そのため、言ってしまえば「ただ歩くだけ」のトレッキングを全身運動に進化させることができる。
ポールを効果的に使うためには、正しい持ち方を知っておかなければならない。ストラップは、ループの下から手を入れる。ループは手首の上を通り、手のひらの下で合わさり、親指と人差し指の間を抜けてポールに届く。この持ち方なら、絶えずグリップを握り締めている必要がなく、握力を使わずにポールに力をかけることができる。また、前進するために後ろに投げ出したポールも手を振り上げるとグリップが手のひらに帰ってくる。正しい持ち方をしないと、せっかくのポールも効果を半減させてしまう。安いポールはこのストラップがナイロンベルトだったりする。そういったポールは、ストラップは脱落防止でしかなく、常にグリップを握っていることを前提としている。テラCFのストラップは、パッド付きで手のひらにやさしく、そしてフィット感がよく、「ストラップで持つ」という意識を確実にできる。
登山で使うポールは、絶えず長さを調節しながら使うものである。登りは腕に近いところに地面があるため、ポールは短く。下りは足元より低いところを目指して歩くため、長く。その斜面の角度によって、最適な長さを見つけて使用する。寒い日などは、ネジ式のアジャストシステムを採用したポールでは凍り付いて長さを変更できない場合がある。その際はずっと同じ長さで使わなければならないのだが、長い下りでポールを長くしているときに固まったら、登りでは非常に苦労する。また、濡れるとシャフトが滑ってひねりにくいため、雨の中の調節は少々困ることがある。この点、フリックロックシステムなら、濡れていようが凍っていようが、グローブを装着したままでも簡単に調節することが可能だ。
長さの調節は、基本的にはポールの中段の振り出し長さによって決める。下段は最も出した状態で長さを固定し、中段の伸縮によって好みの長さを選択する。最も細くなった下段が比較的折れやすいので、下段を最大限に長くしておき、下段は折れることによって人間を守ることができる。下段を縮めた場合、中段と下段が重なっているということになる。そして中段の方が太い。万が一何かに挟まった場合、強力な剛性を持つ中段は折れずに人間を巻き込んでしまう可能性がある。おそらく、どのブランドの伸縮ポールも取扱説明書にそう書いてあるのではないか。それなら、下段は長さ固定でいいのだ。ということで生まれたバイナリーロックシステム。ONかOFFか、それだけでいいという発想。どうせ同じ長さにしかしないなら、その長さにいちいち調節する必要はない。シャフトを引き出せば、それだけで適切な位置でロックしてくれる。これは便利な機能だ。
しかし、長さを変えるのも面倒になるほど短い登りや下りも現れる。そんなとき、テラCFのグリップトップと、グリップの下に伸びたフォームが効果を発揮する。グリップの下を握れば、15cm短く持つことができる。下りのときは、手のひらにフィットするコルクのグリップトップを持てばいい。
今回投入された商品はいくつかあるが、その違いを比較してみよう。
| アルパインCF | テラCF | スパイア | トレイル | トレイルコンパクト | |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格(円) | 15,225 | 15,225 | 13,650 | 9,660 | 9,660 |
| 重量(g) (1ペア) |
498 | 532 | 572 | 516 | 500 |
| 収納サイズ (cm) |
62.5 | 65.5 | 68.5 | 63.5 | 59 |
| 調整範囲 (cm) |
62.5-130 | 103-140 | 105-140 | 63.5-140 | 59-125 |
| アジャスト システム |
FL | 上:FL 下:BIN |
上:FL 下:BIN |
FL | FL |
| 素材 | CF | 上中段:CF 下段:AL |
AL | AL | AL |
アルパインCFは唯一のフルカーボンだが、下段のアジャストシステムがフリックロック。 テラCFはバイナリー及び握り心地のよいコルクトップを採用し、上・中段がカーボン。破損するとしたら殆どが最下段なので、そこは安価なアルミ合金でいいということだろう。 スパイアはシャフトが楕円で前後方向の剛性を高めてある。コストパフォーマンスの高いトレイルシリーズも、フリックロックの恩恵を受けられる。
ハイエンドクラスは長さ調整の下端でも小柄な人の登りには少々使いにくいかもしれない。その場合、 トレイル・コンパクトが唯一の選択肢になるだろうか。
先行するLEKIに追いつくためには、さらなる軽量化とラインナップの拡充が必要だろうか。オプションも、LEKIのものなら大抵のショップに大量に置いてある。アンチショックもあると選択の幅が広がる。ただ、アンチショックは静かに歩きたい人には向かないので、これはこれでいいのかもしれない。
フリックロックを選ぶか、アンチショックを選ぶか、といったところか。
2007年04月18日
ドイター スターキャッチャー
ドイター スターキャッチャー
アウトドアーズ・vic2価格
9,240円
テントの中で薄着になり、シュラフにもぐりこみ、さぁ就寝・・・というときに限って、ふと思い出す忘れ物。またシュラフから這い出て、ジャケットを着込み、ブーツを履いて忘れ物を取りに行く。そして戻ってきたらブーツを脱いでジャケットを脱いでシュラフに入って・・・ってそんな経験は私くらいしかないだろうが、まぁそれはいいとして、シュラフを脱ぎ着するのは結構面倒。いっそのこと、シュラフに入ったまま行動できたらいいのに。そう思うことはしばしばある。
例えば、キャンプの夜。テーブルで酒を飲みつつ話に花を咲かせていると、いつしか気温が下がり、肌寒くなってくる。シュラフに入ったままキャンピングチェアにもたれることができればぽっかぽかで気持ちがいいのに、靴を履いたままだと上から掛けておくことしかできない。でも、そうすると大抵ずるずるっと落ちてくる。寒い寒いと掛けなおそうとすると、手に持ったグラスからお酒がこぼれたりする。
はたまた秋の夜の澄んだ星空に流れ星を見つけるとき。キャンピングコットでシュラフに潜り込んで横になり、じっと空を見つめていると、いつしかうとうと・・・。いかんいかんとテントに戻ろうとすると、足が出ない。一旦シュラフを脱いで、寒い寒いと言いながらテントへ移動しなきゃならない。
テントの中で、シュラフに潜り込んで寝ているのにケータイが鳴る。誰だこんな時間に?と怒りを抑えつつチェックしようとすると手が出ない。仕方なく、シュラフを肩まで脱いで手を出し、寒い寒いとケータイを手にするとどうしようもないメールだったりする。
就寝前にヘッドランプで読書をするのが楽しみなのに、本を手に取ると肩までシュラフから出てしまい、寒い寒い。また春まで読書はお預けか・・・
そんなシュラフの欠点を独自のジッパー採用でクリアにしたのが、deuter(ドイター)の「手も足も出るシュラフ」、スターキャッチャー。フルオープンにできるセンタージッパーは、足元だけ開けば靴を履くことさえできるし、全開にするとブランケットやマットの代わりにも。そのまま連結することも可能。さらにアームジッパーを開くと、シュラフに入ったまま読書も食事も(もちろん飲酒も)思いのまま。うまく開けば、シュラフに入ったままトイレにだっていける(あまり勧めはしないが)。道具は使ってこそのもの。これだけ多様に使える道具なら、全くもったいない気がせず使い倒すことができる。
近年多くなっている(気がする)災害時も、持っていれば避難所で快適に過ごせるだろう。ダウンのコンパクトさを求める必要がなければ、多様に使えるスターキャッチャーがおすすめ。
2007年04月13日
ハイマウント 3ワットLEDランタン

ハイマウント 3ワットLEDランタン
ナチュラム価格 5,280円
キャンプの夜。真っ暗闇でもの思いに耽るのもいいし、ゆらめく焚き火の炎を眺めるのもいい。でもやっぱり、灯りが欲しいときもある。
キャンプの灯りの定番といえば、キャンドルランタンやガスランタンになるだろう。そんなに光量がいらないときには、キャンドルのゆらめく火が心地よい。使用するタブキャンドルは、近年多くなった100円ショップなどでも可能。以前よりもずっと使いやすくなったが、田舎にいくと手に入らなかったりする。キャンプは田舎でするのにね。音もせず、静かな夜を過ごすのには最高。ただ問題は、動かすと"ろう"がこぼれてしまうこと。倒したり傾けたりしてしまうと、灯りが消えてしまったり、テーブルなどにろうが固着してしまう。
ガスランタンは、既に使っているガス(キャンピングガスか、カセットガスか、はたまたホワイトガソリンか)と共通のものを選べば、燃料の管理をカンタンにすることができる。かなりの光量を得られるため、外灯のないキャンプ場などで灯りが欲しいときには頼もしい。しかし、ガスランタンにも欠点はある。燃料を飛行機に乗せることができないのが玉に瑕。カセットガスならコンビニや田舎の商店でも手に入るが、それ以外はホームセンターかアウトドアショップなどを探さなければならない。また、マントルの取り扱いに少々気を使う。最大の欠点だと感じているのが、騒音。ガスのゴーっという音が気になり、静かな夜を楽しみたいときには使えない。まぁ、わいわいキャンプなら問題ないか。
でももっと重要なことがある。それは、どちらもガスを燃焼させることによって発光しているということ。燃えているのだから、熱を持つし、酸素を奪う。だから、火事や酸欠の恐れがあり、テントの中や車の中では、閉鎖された空間では使用できない。
それらの欠点を全て解消したランタンがある。って冒頭で紹介してるからバレバレだけど、それがLEDランタン。取り扱いの簡便さからいえば、キャンプ初心者には最もオススメ。
例えばハイマウント 3ワットLEDランタンは、非常に明るい3ワットLEDを搭載。もちろんどこでも手に入り飛行機へも持ち込み可能な電池式。そしてその光量を3段階に選択できるため、必要な明るさと電池の持ちによって選べばいい。といっても非常に燃費がいい。100%点灯で60時間ということなので、仮に一回のキャンプに3時間100%点灯したとして、20回分。毎週キャンプをしても、電池交換は年に3回ほど。また、少々の雨にも耐える防水性能のため、屋根のないところにうっかり放置して雨に降られたとしても大丈夫。燃えていないので、テントの中でも車中泊でも使える。傾けようが逆さにしようが問題なし。もちろん、点灯中も一切無音。「LEDなんて味がない」というのもわかるが、落とそうが倒そうが、壊れるかもしれないが火事になることはないLEDランタンこそ、もっとも広範囲に使えるのではないだろうか。ちなみにコレはテーブルから落としても壊れなかった。落とし方と各人の運によるところが大きいと思うが、参考まで。
欠点も述べておく。もともと指向性のあるLEDの光を、三角錐のような反射板でまわりに散らしているせいか、このランタンの直下では少々暗く感じる。付属のハンガーフックは便利だが紛失しそう(とはいえ、なくしても代用品はいくらでもある)。最大の欠点は、重さと大きさ。電池込みで820gなんて、こんなもの、誰が山へ担いでいくものか。しかしオートキャンプにはいいチョイスだろう。でもやっぱり、静かなソロキャンプにはキャンドルランタンかな。
アメリカでランタンやランプなどを製造しているエッセンシャルギア社の製品。リンク先は恐らく旧モデルの0.5ワットタイプ。
2006年11月06日
モンベル U.L.コンフォートシステムパッド 120
モンベル U.L.コンフォートシステムパッド 120 ナチュラム価格
8,200円
今まで、セルフインフレータブルスリーピングマットといえばサーマレストだった。他社も同様のものを出していたが、重要や快適さなどではいまいち及ばなかった。でも、高かったのでなかなか手が出るものではなかった。
ところがもうすっかりお馴染みの国産ブランド「モンベル」が新たに投入したスリーピングマット、「U.L.コンフォートシステムパッド」。サイズに若干の差はあるようだけど、連結フックやコンプレッションベルト込みの重量でサーマレスト・プロライト3を下回る重量を実現し、めでたく「U.L.」=ウルトラライトの称号を手に入れた。軽さのヒミツはシェルの構造。チューブ状のシェルにフォームを押し込むことで、周囲の接合部をなくすことに成功。お値段も、比較にならないほど低価格に抑えてきた。こういう競争はぜひ各社続けていってもらいたい。
| モンベル U.L.コンフォート システムパッド 120 |
サーマレスト プロライト3 ショート |
|
|---|---|---|
|
サイズ (長さ×幅×厚さ) |
120cm×50cm×2.5cm | 119cm×51cm×2.5cm |
|
梱包サイズ (直径×長さ) |
10cm×25cm | 9cm×27cm |
| 重量 | 360g | 370g |
| 価格 | 8,200円 | 13,125円 |
そして「システム」パッドの名前の由来でもある、モンベルならではのギミック。四隅のホールに互い違いになったフックを使って、なんと連結させることができる。一人で広く使うのもよし、ファミリーやカップルでつなげるのもよし。隙間に落ちて地面の冷たさを感じることもなくなる。
また、U.L.コンフォートシステムピローを連結できるのも大きな特長。寝ている間にどこかへ行ってしまう枕を固定しておくことができるなんて!しかもケータイより軽い。これなら、重量を制限してテントの中でガマンするより、持って行って快適さを手に入れた方がいい。
サーマレストではきっちり圧縮して畳まなければスタッフバッグに収めることができなかったのでなかなか苦労したのだが、U.L.コンフォートシステムパッドの付属バッグは若干の余裕を持たせてある。なので、あわただしい朝にスリーピングパッドを畳むのに苦労しなくてもいい。ちょっと空気が残ったって、なんとかなってしまう。こういう配慮はやはり後発ならではか。
個人的には、長さは120cmでいい。財布の中身と重量と収納サイズと、そして各自の好みで決めてもらえばいいのだが、背中からおしりにかけて支えてくれれば、足はスリーピングパッドからはみ出していても特に気にならない。もちろん、雪中キャンプなどでは全身を地面から遠ざけた方がいいので大きめサイズにしよう。
車中泊派もぜひ使ってみてもらいたい。わずか2.5cmといえど、このパッドがあるのとないのでは全く違う。フルフラットシートといえど若干の凹凸は付き物なのだが、それを吸収してくれるのだ。
高いオートキャンプ場はガマンして無料のテント場に2泊ほど変更すれば手に入る。この快適さはぜひ手に入れてもらいたい。
2006年09月19日
ロゴス ニューPKまな板セット
LOGOS【ロゴス】ニューPKまな板セット
アウトドアーズvic2価格
2,100円
アウトドアクッキングは楽しいけれど、包丁をキャンプバッグに入れておくなら、うっかり手を切ってしまわないように注意しなければならない。バッグに手を突っ込んでガサガサやってるときに切っちゃったら目も当てられない。かといってかさ張るのも荷物が増えるのもイヤだ。なんとかならないものだろうか。
シース(さや)のついた包丁を使えばいいという声もあるかもしれないが、すぐに洗えない場合もある。たとえ包丁の刃をふき取ったとしても、それでもやっぱりあとから洗いたくなるでしょ。でもシースは洗うのが大変。そして汚れが残って、だんだん使いたくなくなってくるものだ。
と考えているときに、いい物を見つけた。ロゴスのニューPKまな板セット。畳めるまな板に包丁とピーラー(皮むき器)がセットになっている。これなら、まな板もコンパクトに畳めるうえ、その中に包丁とピーラーを収納できるから安全・安心且つコンパクト。そしてシースと違ってフルオープンだから、汚れても洗うのが楽。時間のないときにとりあえずつっこんでおいても、あとからゆっくり洗えばいい。これなら、さっと使えてさっと収納、しかもまな板ひとつ分の容積しか取らないし、そのまな板も畳めるっていうんだから、これはオススメ。
難を言えば、包丁を交換するときにぴったりサイズのものを見つけるのに苦労するということだろうか。
2006年07月22日
MSR アルパインキッチンセット
MSR アルパインキッチンセット
さかいや価格
6,300円
キャンプクッキングにかかせない調理道具。結構かさばってしまって、車の中でバラバラになることも。また、調味料・油などショップで売っているものをそのまま持ってくるとかさばるし漏れるし後始末がタイヘン。みんなまとまって収まっていればいいのに。
収まりました。みんな丸いボウルの中に。お玉など調理器具も畳めるものが3点ついて、調味料や台所洗剤などを必要なだけ小分けして持っていけるボトルなどもたくさん。スポンジまでついちゃって、それらがボウルの中にコンパクトにまとまるっていうんだからかなり便利。同じMSRの、焦げても全然こびりつかないブラックライトガイドクックセットと合わせるとなんだかぴったり。
収納はシンプルに、使うときは多彩に。こういう小物にしては少々お高めのセットだけど、持っていることが喜び、そして使って料理することがさらなるヨロコビ。料理が楽しくなってしまい、キャンプ地からでかけなくなってしまってキッズに怒られたとしても責任は取れませんのであしからず。
2006年07月11日
ハイマウント ビッグコンバインカラビナ
ハイマウント ビッグコンバインカラビナ
アウトドアーズ・vic2価格
480円
上陸した浜でシーカヤックのハッチから取り出した数々の防水バッグ。両手に束ねても持ちきれず、結局数往復してしまう。なんとかして一度に持って行きたいのに、なんでこんなにかさばるの??
というときに使えるのがこのハイマウント ビッグコンバインカラビナ。この巨大なカラビナに防水バッグをありったけひっかけると、かなりの数のバッグを一度に持つことができる。クライミング強度こそないけれど、こんな運搬目的なら必要十分の引張強度100kg。ていうか100kgも一度に持てないしね。しっかりと手に持てるようにハンドルパッドがついていて、重い荷物も安心。
これだけ大きいと、今までのカラビナで引っ掛けられなかったいろんなところにロープやランタンなどをかけることができるようになる。ふっとい木の枝や鉄の柱など、今までロープを回すしかなかったところもマイハンガーにすることができる。こんな安価な道具をプラスすることで使える施設がぐーんと広がるのだから、持っていて得することはあっても決して損しない逸品中の逸品。
たくさんのギアを掴める強靭な握力と長い指をこの値段で手に入れられると思えば、感動に値する。両手用に少なくとも2つ購入しておこう。
2006年05月17日
スナグパック ジャングルバッグ
スナグパック ジャングルバッグ
シリウススポーツ価格
16,800円
憧れの、タープの下の野宿。小さなタープを張って、その下にマットを敷く。そして、シュラフに包まる。いいじゃない?そういうの。なんたって、テントを持たないってことはかなりの軽量化。パッキングのサイズも小さくなって、そして自然と触れ合えてる気分。
でも、蚊に襲われるのを考えると、どうしても踏み出せない。寝ている間に襲われるのは結構つらいもの。タープに蚊帳を吊る?それもなぁ。タープ泊なのに、蚊帳を吊っては本末転倒。テントを張れよといわれそうだ。
いや、そもそもタープ泊なのに虫がどうとか言うもんじゃないとお叱りを受けるのも当然。でも虫はイヤなものだ。だってかゆいんだもん。
そしたらあるもんで。アナタのワタシのご要望どおりのシュラフ。それが、スナグパック ジャングルバッグ!
これのいいところといったらなんと言ってもコンパクトになること。そしてガンガン汚してもガシガシ洗える。だから少々汚れても平気。テントに守られないところでの野宿にもピッタリ。
縫い目やジッパーこそ防水でないものの、生地自体は防水生地。なので、タープで避けきれなかった雨にも、ちょっとくらい濡れても平気。
また、壁のないタープ泊で心配なのが貴重品の確保。それに関しても、内側に設けられたメッシュポケットに入れておけば安心且つシュラフの中で迷子にならない。
星空を心行くまで楽しむなら、まぶたが閉じるまで見ていられるこのスナグパック ジャングルバッグがおすすめ。
2006年04月29日
ダブルエックステックス ドライダッフル
ダブルエックステックス ドライダッフル L
ナチュラム価格
15,540円
ドライバッグというと、普通はどうしても濡らしたくないものを入れておくものだ。しかし、濡れたギアを入れておけば、周りを濡らさずにすむ。公共交通機関を使ってウォータースポーツを楽しむならば、周りへの配慮も必要。
濡れたギアを濡れたまま突っ込むことができるこのダブルエックステックス ドライダッフル。しかし、バッグに押し込むときには十分に水を切っておくことで、幾分軽量化ができる。
ちょっと待て。ダッフルの中は濡れてしまうわけで、乾いた着替えや濡らしたくない電子機器を入れることができないじゃないか。
それらにこそ、防水バッグを使うのだ。防水バッグに濡らしたくない物を入れ、防水バッグを濡れたギアとともにドライダッフルに入れればOK。完全防水のパックでなくてもいい。水を漏らさないようなスタッフサックでもいい。
ダブルエックステックス ドライダッフルがひとつあれば、周りを濡らさず、乾くのを待つ必要もない。パッキングを考えずガンガン突っ込めるLサイズがお勧め。もちろん、用途に応じてMサイズやSサイズも。
大切なのは、水を遮断すること。中のモノを濡らさないバッグは、外のモノを濡らすこともない。
2006年03月27日
シグ・オーバルボトル(カップ付)
シグ・オーバルボトル(カップ付)
さかいや価格
4,410円
いい道具というのは、持っているだけでうれしくなる。ある道具が、ある機能の実現のためにかたち作られ、そしてその道具のあるべき姿になっていく。そのとき、道具というのは機能美というデザインによって人の心を惹きつける。
そんなことは置いておいても、このシグ・オーバルボトル(カップ付)はカッコイイ。安っぽさがなく、そして機能的。黒く塗装されたボディ。カップを固定できる革のベルト。自宅に届いたそのカタチを見ているだけで口元が緩んでくる。
このオーバルボディというのはなかなか秀逸で、ザックのサイドポケットなど扁平なところにピタッとはまる。また、シグのこのボトルキャップはカラビナを通しておくと至るところに引っ掛けられてなかなか便利。
カップなしのモデルも用意されている。しかし、ブラックボディとステンレスの艶のコントラストに革を入れたカップ付に比べると、所有欲をくすぐる力は雲泥の差。もうちょっと安いと手が届きやすいが、持つことに喜びを感じられるには、たかが水筒と言えど、このくらいの値段が必要か。
2006年03月24日
クレージークリーク オリジナルチェア
クレージークリーク オリジナルチェア
シリウススポーツ価格
3,900円
キャンプは地べた派。椅子やテーブルを組むより、浜に座って夕陽を眺めていたい。
フィールドで至高の喜びを味わうなら、大地と一体化したい。そうは言っても、長い時間地べたに座っているとチョットつらい。クッションが欲しい。背もたれが欲しい。やっぱりあるとないとでは大違い。チェアがあれば、至高のフィールドで至高の贅沢を味わえる。
そんなお供にはクレージークリーク オリジナルチェア。これのいいところはなんと言ってもポケット。しかも手が届くところにポケットがついている。地べた派はナンでもカンでも地べたに置いてしまうので、大事なモノやお気に入りのドリンクをポケットに入れておけば、いつでもどこでも引きずっていける。大地と一体化するには、チェアと一体化することが大切だ。
そしてうとうとしてきたら、ベルトをパチっとはずす。すると、ペタンとベッドに。横になれば、星空を眺めるのにも首が疲れない。でも横になるときにはポケットの中身には気をつけて。
そしてビーチ以外でももちろん使えるこのオリジナルチェア。じゅうたんの上をあちこち移動して、お気に入りのDVDを見るのにも、このポケットが何かと便利。いい道具はインドアでもアウトドアでも活躍できる。心地よいフィールドチェアと一緒に出かけたり出かけなかったり。
2006年03月09日
ジェットボイル
ジェットボイル
さかいや価格
12,000円
ものぐさトレッカーは食事はインスタントラーメン。豪華なディナーだって暖めるだけのライスと暖めるだけのレトルトカレー。そんなものぐさカヤッカーでも朝のコーヒーは欠かさない。
それら全てに共通するのが、お湯が必要ということ。逆に言えば、お湯さえあれば、生きていけそうだ。
調理器具も買ってみたけど、料理する暇があったらもっと自然を楽しみたい。そのうち、お湯を沸かすためだけのコッヘルになり、お湯を沸かすためのストーブになる・・・。
それならば、もはや「お湯専用」のストーブ・クッカーを使うのがいい。お湯を沸かすことに特化して、いかに効率よくお湯を沸かせるか、それを突き詰めていくのがいい。だって、お湯さえあればものぐさトレッカーには十分なのだから。
お湯を沸かすことにかけては右に出るものがいないというのがジェットボイル。ストーブが発生させる熱を、全て水の沸騰のために費やそうとするのが感じられる特殊なストーブと特殊なクッカーのセット。クッカーからの熱の発散すら抑えるために、カップの周囲をネオプレンゴムで巻いてみた。最大の熱効率が、最小の燃料消費と最短の沸騰時間を実現した。
なんだかかさばりそうなストーブだが、実はこれらすべてクッカーの中に納まるのだから驚き。クッカーと別にストーブを持つことを考えたら、こちらの方が断然小さい。これだけの性能でこれだけのコンパクトを実現したことがまたスバラシイ。
水を入れて点火したら、インスタントラーメンの袋を開けている間に沸騰してしまうと言ったらちょっと言いすぎかもしれないが、お湯を注いで3分待っている間にもう一人分のお湯が沸いてしまうのだ。これなら、複数人でもひとつのクッカーで十分事が足りてしまう。いや、全員ものぐさトレッカーだったら、であるが・・・。
持つことに充実感。使って優越感。結構なお値段のようだが、保温クッカーとストーブのセットと考えればまぁ妥当かと。ただし、モンベルが代理店なので、値引きがない。
2006年03月07日
ユニフレーム コーヒーバネット
ユニフレーム コーヒーバネット 小
さかいや価格
1,500円
きれいな空、きれいな空気、きれいな星空、きれいな雪原、きれいな夕陽、きれいな緑、きれいな紅葉・・・。
アウトドアの楽しみは、そんなきれいなところでゆったりとした時間をすごすこと。そんな空間で飲むコーヒーもまた格別。
やっぱり、沢の湧水で淹れたコーヒーを味わうのに、インスタントじゃ味気ない。かといって、ドリッパーはあの独特の形がどうしてもかさばってしまい、ザックに入れるのがちょっと億劫になる。
やっぱり、インスタントでいいか・・・などと妥協してしまうこともしばしば。だったら、かさばらないドリッパーがあればいいわけだ。
ということでこれ。ユニフレーム コーヒーバネット。一本のステンレスワイヤーで形作られたこのドリッパーは、使わないときは平たくたたむことができる。コーヒーを淹れるときは、ポンと組み立てて、マイカップの上に置くだけ。カンタン且つ収納上手。
そしてサイズは3種類。シェラカップに最適なコーヒーバネット SIERA、2人用のコーヒーバネット(小)、4人用のコーヒーバネット(大)。用途に応じて、サイズを選ぶといい。
コンパクトにコーヒーを楽しむためのコーヒーバネット。ミニマムキャンプにもピッタリのアイテムだ。
2006年02月21日
デイナデザイン ウェットリブ
デイナデザイン ウェットリブ
アクションスポーツファクトリー価格
5,040円
ザックのサイドのメッシュポケットに、お気に入りのドリンクを入れて出発。喉が渇いたことを訴える前に水分を取るのが、給水の基本。
しかし飲みたいときにはそこまで手が届かない。腕を後ろに伸ばし、ボトルにやっと届いた頃、腕がつりそうになる。やっとの思いで喉を潤しても、戻すときにまた手が届かない。小指でポケットを広げつつ、ボトルを押し込むのは至難の業。
かといって、ボトルを首からぶら下げたりすれば、歩くのに合わせてぶらぶらと動く。体に当たり、時には後ろに回り、首を締めようとする。それだけでなく、首にモノをぶら下げているだけで肩が懲り首が疲れるのだ。
カメラにしてもそう。ザックにしまうと写真を撮るのが億劫になる。お気に入りの風景を見つけるたびにザックを下ろして入られない。かといって持っていると邪魔。首からぶらさげると、いくら軽量になってきたとはいえ、やっぱりツライ。
それら全てを解決してしまうものがある。デイナデザイン ウェットリブ。ザックを担いだスタイルのデッドスペースを有効活用するためのサブバッグ。手が届きやすい。しかも、このスペースなら、ザックのショルダーベルトやヒップベルトを使えるため、負担も少ない。行動食でウェアのポケットをパンパンにすることもなくなる。
ドリンクホルダーとミニパックがついたこのウェットリブ。水分を格納するためウェットなのだが、ハイドレーションパックを使っている人には無用の長物。そんなときにはドライリブ。ドリンクホルダーを省き、嵩張らない仕上がり。行動食を取り出すのにもいい。
よく使うものは手の届くところへ。ドラえもんのポケットには敵わないが、少しそんな気分になれるかも。
取り付け方は輸入元のインターテックが詳しい。
2006年02月17日
ニクワックスお試しセット
ニクワックスお試しセット
websports.jp価格
2,500円
その昔、小雨の中、安いレインウェアを着て山を歩いたことがある。雨が止み、ウェアの表面はもう濡れていないのにレインウェアの中に水滴がつくほど濡れていた。
やっぱり安物は防水性能が低いな、などと思っていたのだが、実はそうではなかった。中が濡れていたのは雨のせいではなかったのだ。
運動することによって発汗し、水蒸気となる。しかし、レインウェアに到達した水蒸気は外気に一気に冷やされ、そこで水滴となる。これが結露。
このムレムレ状態を回避する画期的なウェアが登場した。それが、GORE-TEXファブリクスに代表される防水透湿素材。水は通さないが水蒸気は通すというこの素材、一体どうなっているのだろうか。
その秘密は超微細な穴。この素材には、無数の穴が開いているのだ。
「穴があったら水が入ってくるじゃないか!!」
そう思うのも当然。穴がなくてこその防水ではないか。しかし、穴は穴でも超微細な穴。水の分子のかたまりが通らないほどの小さな穴。だから、防水なのだ。
液体の水の分子のかたまりは穴に対して大きすぎて、穴を通らない。だが、気体の水(水蒸気)の分子は穴に比べて非常に小さく、いくらでも通過することができる。だからこそ、防水と透湿を両立できるのだ。
つまり、防水透湿の要はこの微細な穴。穴が塞がると、安いレインウェアと同じく中の水蒸気はこもったまま通過できなくなる。そしてこの穴は小さいのですぐに詰まってしまう。
この穴が詰まる要素はたくさんある。例えば、水・汚れ・洗剤カス。
え?防水なのに、水??そう、水なのだ。生地の表面が水の膜で覆われると、そこは水蒸気といえど通過できない。水蒸気が通る小さな穴が、水で覆われていると、外へ出られなくなってしまう。
水の膜ができないように、殆どのウェアは「撥水」加工をしている。撥水加工が水を弾くことで、水の膜ができないようにする。だから、「防水」と「撥水」を一緒にして考えてはいけない。「撥水」は水の膜ができるのを防ぐこと。「防水」は水を通過させないこと。多くの防水透湿素材は、微細な穴が開いた特殊フィルム(GORE-TEXメンブレンなど)に撥水加工したナイロン・ポリエステルなどの層を組み合わせることによって、撥水と防水を実現しているのだ。
そして汚れ。汚れるということは、何がしかのゴミやチリが生地に付着した状態。それらが、その小さな穴を塞いでしまう。そしてそれだけではなく、撥水効果も低下させてしまう。そりゃそうだ。撥水加工された生地の上に、撥水加工されていない汚れが付着しているのだから。しかしこれらは除去するのはカンタン。洗濯すればいい。もちろん、洗濯では落ちない汚れもあるだろうけど。
その洗濯のときに注意しなければならないのが、洗剤カス。多くの場合、ふつうの洗濯洗剤で十分、洗濯機に放り込んで洗えばそんなに問題にはならないのだが、どうやら洗剤のカスが残るらしい。他の汚れと同じように、小さな穴を塞ぎ、撥水効果を落としてしまう。
洗わなければ汚れが残り、洗えば洗剤のカスが残る。そんなことでは、そのうち素材の効果がなくなってしまうではないか。高価なウェアを買ったのに、なんということだ!
気をつけなければならないのが、こういった防水透湿素材には、そこらで売っているような防水スプレーや撥水スプレーを使ってはならないということ。ああいった類のモノは、微細な穴を上からコーティングしてしまうため、透湿効果が薄れ、且つ素材の持つ撥水効果を低下させてしまう。
ではどうすればいいか。答えはカンタン。カスの残らない洗剤を使えばいいのだ。この世の中よくできていて、ちゃんと、カスが残らない洗剤が用意されている。
それが、このニクワックス Loftテックウォッシュ。溜まりに溜まったカスどもを、コイツで一度きちんと洗い流してしまおう。それだけで、素材の持つ撥水加工が復活するだろう。
これらの防水透湿素材専用洗剤で洗ったあとは、当て布をして、低温でアイロン掛けをするといい。また、乾燥機可のウェアであれば、乾燥機を使うのもいい。はたまたドライヤーでもいい。一度加熱することによって、撥水効果が劇的に復活する。撥水加工に主に使用されるフッ素の配列を熱によって整列させるからだそうだ。
それでもどうしても撥水効果が落ちてきたと思ったら、さらに次の手がある。それが、ニクワックス TXダイレクトWASH-IN。フリースなどのライニングがついているものには使えないが、コイツを使って洗濯機で洗うと防水透湿生地に適切な撥水効果をもたらしてくれる。
それでもってこれらのセットなのがニクワックスお試しセット。ちょっぴり安い。なのでオススメ。
高価な防水透湿ウェアだから、何をされるかよくわからないクリーニング店より、自分でメンテナンスといこう。
2006年01月27日
ガーバー リバーランナー
ガーバー リバーランナー
さかいや価格
4,263円
時には安全確保のため、そして時には人命救助のために使用するロープ。しかし、正しいロープの使い方を知らないと、命を落とす原因にもなりうる。
日常やキャンプで使うロープワークは、本を見ながらでもゆっくりやればいい。しかし、緊急時に使う場合は違う。動揺し、焦り、時には片手で、時には水中で。確実・完全なロープワークが要求される。そして、誤った場合には、時には死が待っている。
いざという時に使うためには、常日頃からロープに親しむ必要がある。別のことをしながらでも、脊髄反射で完全な結び方ができるようになるまで練習しておくことが大切。
しかし、ロープをどんなに完全に使えるようになっても、ロープだけでは不完全だ。時には、ロープがあったがために命を落とすことだってある。自分だけでなく被救助者などの他者がいる場合には、いくら自分が完全なロープワークを行ったとしても、ロープはどんな動きをして自分に襲ってくるかわからない。
絡まったロープは、切断しなければならない。それも、一刻も早く。
グループでダウンリバーを行うリバーカヤッカーは、スローロープを持つようになるだろう。しかし、スローロープだけでなく、必ずナイフも携行してもらいたい。いざというときに命を救うロープを、いざという時には切断することができなければならない。それは、どんなにロープワークに熟練しても、いつ何時切断を迫られるかわからないのだ。
激しい流れの中を進むリバーカヤックだけではない。シーカヤックツーリングにおいても、パドルリーシュを使っていたり、トゥラインを使っていたりすれば、状況は同じだ。手を離して他の艇を確保している時に波に襲われ沈。波を受けたパドルがリーシュを導き、体にまとわりついた時、無事に生還できるか?
ロープはいつ自分に襲い掛かってくるかはわからないのだ。
では、どんなナイフを選べばいいのか。
ロープを切断するナイフと野菜を切るナイフは違うものだ。まっすぐな刃ではロープを切断するのは困難。緊急時にロープを即切断するためには、波刃でなければならない。また、水辺で使うなら、決して錆びてはならない。いつも使うものではないが、ステンレスといえど常に確認しておきたい。
ナイフもこれまた取り扱いには危険が伴う。とがったナイフは突き刺さり、鋭い刃に切り裂かれるかもしれない。特にロープを切断する必要がある状態というのは大変危機的状況である。そんなときに不意に自らを傷つけてしまわないように、慎重に取り扱う必要がある。
自分に突き刺してしまわないために、先がとがっていないタイプ(ガーバー リバーショーティー・コロンビア リバー ベアークロウなど)や、ロープの切断専用ツール(ベンチメード レスキューフックなど)もあるので、それを利用するのもいいだろう。これらなら、体を傷つける心配も少ない。
しかし、ダッキーやインフレータブル構造の艇がブローチング(張り付き)し、そこに挟まれる事故も起きている。そんなときは、素早く空気を抜き、艇に掛かる水圧を可能な限り逃がす必要がある。丈夫なゴム製の艇は切断することは不可能。尖ったもので突き刺し穴をあけるのが精々だ。だから、先の尖ったタイプを持っていたい。
自分はポリ艇だから関係ないなんて言っていられない。安くて手軽なインフレータブル艇が、ネット通販などで手軽に買える。店頭で購入すれば、ガンコな店主からこっぴどく叱られながら練習するだろう。しかし、基本操作と危険を知らないまま、川へ出る人たちは近年増加している。川で笑顔で挨拶した人たちが事故に遭った時、何もできないことほどもどかしいことはない。もし、尖ったナイフを持っていれば、助けられたかもしれない、そんな思いをしたくはないものだ。
余談だが、そういう理由もあって、ここではカヤック本体を紹介しないことにしている。人口が増えるのは歓迎したいが、事故が増えるのはイヤだ。
結局落ち着くのが「定番」と言われるガーバー・リバーランナー。突き刺し、切断する機能を持ち、錆びにくく、扱いやすい。
しかし、取り扱いには十分に注意することは言うまでもない。また、いざというときに気持ちを落ち着けていられるように、できる限りの技術を身に付けて、しかし、何事も起らないことを祈り、フィールドと付き合いたい。
2006年01月03日
ナルゲン OTGボトル
ナルゲン OTGボトル
シリウススポーツ価格
1,470円
海をツーリングしていると、必ず見つけるのがプカプカ浮いたペットボトル。軽量・強固なポリエチレンテレフタレート(=PET)は爆発的に普及して、そのゴミも大きな問題になっている。
燃やしても無害なPET、いっそのこと燃やしてしまえばいいのだが、放置されたらこの強靭さのためにいつまでも残ってしまう。だから、できるだけ外へはPETを持ち出さないのが一番だ。
別に出なくてもいいのにわざわざ野外へ出かけてしまうアウトドア人間は、わざわざゴミを残したりはしないだろうとは思う。しかし、同じドリンクを購入するにしても、500ミリリットルの製品より2リットルの製品の方がゴミが少なく安いのだから、そちらを買うべきだ。
というわけで、2リットルを買ってマイボトルへ詰め込んで持っていく。お財布にも優しいし、環境にも優しくなったつもりになれる。環境に優しい自分を演出することで、そこはかとなく喜びが湧き出て口元が緩んでしまう。
アウトドアへ出て行く人間っていうのは、自然に身を置く自分に酔いに行くものだ。それならば、環境に優しい自分に酔うのも悪くない。焚き火の前で、全く都会に住むやつらはなんて話をしながらOTGボトルからお気に入りのドリンクをノドに流し込むのもまぁいいだろう。
もはや定番のナルゲンレキサンボトル、いいのは分っていたが、フタを開けるのが面倒だった。自転車に乗っていれば一旦止まらないと飲めないし、パドルを確保したまま飲むのもやっかいだ。だから、ドリンクを入れてもいまいち使い方がよくなかった。
新作のOTGボトル、On The Go!の名の通り、OTGキャップは片手でポンと開けることができる。しかも、従来どおり大きな口をあけることができるため、氷を突っ込むのも簡単。入れやすく飲みやすい、そして頑丈・無味無臭と、信頼のおけるウォーターボトルが完成した。
まだペットボトルを使っているのなら、2006年はナルゲンへ乗り換えの年にしよう。アウトドアだけでなく、オフィスでも、学校でも。全ての生活空間に使えるウォーターボトルだ。
価格を比較2005年12月27日
カルフ メタ
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カルフ メタ
シリウススポーツ価格
44,100円
雪原を散策するのにはスノーシューが最適。でも、ちょっとした丘を見つけたら滑りたくなるのが雪遊びの醍醐味。そりやスキーでもいいけれど、スノーシューで滑れたらそれが一番なのに・・・
という人向けにピッタリなのがこのカルフ メタ。なんと、ミニスキーにスノーシューと同じようなビンディングと板のまま登れるシールを貼り付けたおもしろい雪道具。
スキーじゃないから重いスキーブーツを履く必要がなく、トレッキングブーツやスノーボードのブーツでもいい。スノーシューじゃないから斜面があったら滑り降りることができる。シールが貼ってあるから少々の坂は登ることができる。短いから林の中でも取り回ししやすい。
逆に、シールを貼っただけのスキー板だから急坂を登る能力はスノーシューには及ばない。ビンディングがヤワでシールが外せないから滑走能力はスキーには及ばない。歩行速度だってクロスカントリースキーには及ばない。こういうと、なんとも中途半端な感じはする。
しかし、この「良い加減」がカルフ メタの魅力。雪に埋もれた高原を歩いたり、湖のほとりを散策したりするのにはこれくらいがちょうどいい。盛り上がった丘へずるずると登ったら、そこから一気に滑り降りてみる。シールがついたままだからそんなにスピードは出ないけど、でも楽しむにはちょうどいい。ビンディングが不安定でもこけたってそれが楽しい。もっと雪に親しむには何とも絶妙な道具。
ディメンジョンは135-110-120とファットスキー並み。この太さで長さ120cmだから、浮力はかなりのもの。ふかふかの雪を、スノーシューよりちょっぴり早く移動できる。
その気になればちょっとした山に登って滑り降りてくることだってできる。誰も歩いていないバージンスノーにシュプールをつけることだってできる。ちょっと急な坂でも、シールのおかげでゆっくり滑って降りられる。下りすぎたらそのまま歩いて登り返すことができる。
でも、雪の怖さはいつも忘れずに。



